システム開発の見積書に並ぶ「◯人月 × 単価」。この人月商売こそ、日本のシステム開発費が高い最大の理由でした。そして2026年、その前提がAIによって崩れつつあります。
なぜ日本のシステム開発は高いのか
理由は技術力よりも業界構造にあります。多くの案件は元請けから二次・三次請けへと発注が流れる多重下請け構造で回っており、各層が中間マージン(中抜き)を取ります。発注企業が払う金額の相当部分は、実装そのものの価値ではなく「動員した人数」と「中間コスト」に消えていました。価格は成果ではなく、人数で決まっていたのです。
AIが「人月」の根拠を崩す
実装工数が大幅に減れば、「何人を何ヶ月張り付けたか」で価格を決める人月モデルの根拠は失われます。経済産業省は2030年に国内で最大79万人のIT人材が不足すると試算し、IPAもレガシーシステムからの脱却(いわゆる2025年の崖)を促してきましたが、これらを「人を大量に集めて解決する」という発想自体が、AI時代には合わなくなっています。足りないのは頭数ではなく、AIを使いこなす体制です。
「人数」ではなく「成果」で選ぶ時代へ。
これからの発注基準はシンプルです。大人数分の費用と中間マージンを払い続けるのか、少人数がAIを指揮して同じ成果を出す体制に任せるのか。JumpStackは、まず現在の外注費が人数と中間コストに対して妥当かの棚卸しからご相談に乗り、AIで置き換えられる領域から段階的な移行を設計します。
外注費を棚卸しする